愛しのウイグル～その47～（カシュガル→伊寧）

ややノロノロ運転でバスは進み、阿图什西で高速道路に乗りました。
出発してから約1時間。
カシュガルから1時間離れるだけで、もう周りの景色が全然違う。





あ、下のお坊ちゃんはあっけなく寝てしまった。
この体勢大丈夫なのか？
お母さんも大変・・・
ちなみに、やはりつらかったのか、最終的には通路に寝てた（笑）





最初のトイレ休憩。
ちゃんとした建物がある模様（笑）





凄い絶景ポイントに、トイレを作ってくれてありがとう！
って感じの風景。
山の地層がやたらカラフル。
なんていうか、地球がもりもり出来上がった時のままって感じ。





肝心のトイレは、建物は立派だったけれど、
中が・・・
えーと、半分くらい錠が掛かっていて使用できず、
更に水洗トイレなんだけど、水が流れない（泣）
ってそりゃそうだよね。
一体どこから水を引くつもりだったんだろう。
この砂漠のど真ん中的な荒野に（笑）
最初に気付いていただきたい！





その後もトイレ休憩は結構こまめに取ってくれる運転手さんのようで、
数時間に1回はトイレ休憩があって、ありがたい。
でもただのトイレ休憩なのか、お食事を取る休憩なのか、
イマイチ判断できない・・・
聞けばよいんだろうけれど、撮り合えず周りの様子を窺って行動してみます。

漢民族だと思っていた女の子に話しかけてみると、
伊寧ので医療関係のお仕事をしているみたいで、
カシュガルには出張で来たらしい。
っつーか、出張で24時間バスですか！
だいぶしんどいなー。
知っているウイグル語を披露したら、ちょっと喜ばれました。





車窓もなんだか不思議な光景。
誰かが削っちゃったのかな？
段々日が暮れてきた・・・
自分もうとうとしたり、景色を見たり・・・
ずっと同じ姿勢でいると、体がしんどくなってきた。





佳木というところで、再び休憩。
大きな道路だからかもしれないけれど、サービスエリア的な感じで、
食料も売っているし、トイレもそこそこキレイだった。





バスの出発を待つ人々。
なんていうか、休憩時間を決めたらよいのでは？
20分経ったら集合してね！とか。





本日最後の休憩。
地名が全然わからないんだけど、どうやらここでは本気の休憩らしく、
運転手さんもガッツリお食事をしていらっしゃる・・・
そしてやたら休憩が長いぞ。
こんなに休憩しちゃって、ちゃんと時間通りに伊寧にたどり着けるんだろうか・・・。

外にいると、結構寒い。
そして星がキレイかなーと思って期待してたんだけど、
生憎曇り空で星を見れず・・・（泣）

タグ：中国 新疆 ウイグル 交通 バス

愛しのウイグル～その46～（カシュガル→伊寧）

早速改札を通ります。
ここでも身分証が必要。
とにかく面倒くさい。
中国の身分証を持っている人は、機械にピッとするんだけど、
自分はパスポートなので、係員のおじさんに見せるだけ。

この「ピッ」で一体何を吸い取っているんだろうなー。
中国では身分証が無いと、宿にも泊まれないし、列車の切符も買えない。
ちょっと旅行するだけで、個人情報がガンガン政府に洩れていくわけですよね・・・。
恐ろしいくらいのネットワークだなー。
日本ではありえない話だわ・・・。





待合はこちら。
大体どこの街もこんな感じ。
あんまりのんびり座っているヒマは無いので、
バスを探さねば・・・





ありました！
ちゃんとバスが停まっている上に、行き先が書いてあった！
伊寧＝伊犁のこと。

自分はこの違いがごっちゃになってしまうのですが、
恐らく伊犁はイリ・カザフ自治州のことを指し、
伊寧はその中にある都市（グルジャ市の中国語名）のこと。
そう考えると、「伊犁」の標示は「関東」とかくらいのだいぶ大雑把な感じだよな・・・。





このバスに乗るのは、自分以外ALLウイグル！
一人漢民族の子かなーと思った子も、あとでしゃべったらウイグル人でした。





車の中はこんな感じ。
寝台車は足が延ばせて楽ちん！
毛布もまぁぼちぼちキレイです。





ほぼ定刻に出発！
しかし出発はしたものの、なぜかターミナル内に再び停車・・・
先は長いので、早く行ってほしい～（泣）
ターミナルの中には、職員用の食堂もある模様。





暫くすると、隣の席のお嬢さんが刺繍を始めた！
こんな揺れている車内で刺繍って、器用だなー。
学校で習ったりするのかな？





下の段のお子様は、お母さんと同じ席。
子連れで24時間バスに乗るって大変そう・・・
日本人の子供だったら、すぐに大騒ぎしそうだけど、
こっちのお子さんは忍耐力が凄いよなー。
慣れているのかな？
お互い長旅がんばろう！

タグ：中国 新疆 ウイグル カシュガル 交通 バス

愛しのウイグル～その45～（カシュガル→伊寧）

今日は遂にカシュガルから伊寧までバスで移動する日！
バスは12時出発。
それまでにぶらぶらお散歩をしてから、バスターミナルに向かいます！

カシュガルで最後に訪れたのは、色満賓館。
前回カシュガルに来た時、泊まったのは其尼瓦克賓館だったんだけど、
この色満賓館の1Fにある旅行社で1日ツアーを申し込んだ思い出のホテル。

今では安いホステルが沢山できたけれど、
以前安宿と言えば其尼瓦克賓館の3人部屋とか、色満賓館がメジャーだったような気がする。
意外と中心部から歩くし・・・もうあんまり盛り上がってないのかもしれない。
「ホテルが見えた！」と思ったら、なんだか外装が違う雰囲気になっている。
土っぽさをイメージしているのかしら（笑）





ロビーの重厚な感じは素敵なまま。
クラシカルな感じがいい！





でも残念ながら、当時ここで兄弟で営んでいた旅行社はなくなっていました。
あのご兄弟は一体どこへ行ってしまったんだろう。
代わりに航空券の予約ができる小さいセンターができていました。





なんというか・・・脱力系のペンギンが中庭に（笑）





さて、時間も迫ってきたことだし、そろそろバスターミナルに向かわねば。
ギリギリに飛び込むと、良い事ないしね（笑）






バスターミナルには、紙袋に猫ちゃんを入れて運ぼうとしていいる人がいる！
親子なのかなー。
バスに動物はOKなのかな？
優しそうなお二人。





火车站行きの28路のバスに乗って、火车站家属院で下車すると便利そう。
家属院って一体何なんだろう。
社宅とかってことかなぁ。





ターミナルの前で、サモサ購入。
若干割高だけど、仕方ない。
長旅なので、ちびちび食べよう。





今日も良いお天気。
やはり建物の中に入る時は、身分証明書が必要なようです。





敷地内にいる武装警察が物々しい。
そんなに不測の事態がおきるのかなぁ・・・。





中にはお荷物預かり所もありました。
あんまりカシュガルに滞在しない人だったら、
バスで到着して、荷物を預けてちょっと観光して、
汽車で次の街に移動しちゃう・・・とかも可能なのかも。

タグ：中国 新疆 ウイグル カシュガル 交通 バス