愛しのウイグル~その62~(伊寧→烏魯木斉) [2015ウイグル!]
硬座は相当混み合っているんだけど、お構いなしに車内販売がやってくる。
売るほうも凄いガッツ(笑)
今日は座席無しの切符の人も多いから、売り子さんが来たら避けるのも大変。
発車してすぐの車窓。
焼却炉だと思うけれど、この写真だけ見ると日本の風景とあまり変わらない。
どの国も焼却炉はこんな感じなのかしら・・・?
『布列开』という駅。
駅前にもお店なんてものは何も無く、一体誰がどんな目的でこの駅を利用するのか・・・謎。
TBSもびっくりの車窓。
『世界の車窓から』級の絶景。
広くて美しい。
誰か住んでいるんだろうか・・・。
地球が出来てから、誰も足を踏み入れていないエリア、絶対ここにある。
そろそろ日が暮れてきた。
列車が出発してから約1時間半。
若干お尻がツラくなってきた・・・
少し先に住宅が見える!
こんな所で生活している人もいるのねー。
もの凄い絶景のお宅。
でも毎日こればかり見ていたら、そこまでありがたくないのかもしれない・・・
羊の放牧から帰って来る人も見えました!
結構遅い帰宅だなー。
夏は良いけれど、冬の生活は厳しそう。
近くに病院なんかも無いだろうし・・・。
なんだかんだで大変そうだ。
ここに住んでいる人たちからしたら、上海みたいな大都市は同じ国だと認識あるのかなー。
硬座の車両は夜も消灯することはありません。
(たぶん盗難防止とかのためだったような・・・。)
夜は皆さんぐっすり。
夜中のうちに停車する駅もあるんだけど、そんな辺鄙な駅で乗降する人も少なく、
静かでした。
早く烏魯木斉に着いてほしい・・・
腰も痛いし、ちょっと咳も出てきて、イマイチ眠れず(泣)
愛しのウイグル~その61~(伊寧→烏魯木斉) [2015ウイグル!]
名残惜しいけれど、佟さんとはここでお別れ。
本当に親切にしていただきました・・・。
自分が載る予定の「5816」は、19:41発車予定。
丁度1時間前に駅に到着できました。
駅に入る時の荷物のX線検査を受けて構内へ。
駅の中はめちゃくちゃ広い。
でもこの伊寧を発着する列車は、そこまで多くはないような・・・。
改札が始まるまで、ここで待ちます。
構内には、小さい売店もあるので、食料を買い忘れたら調達できます。
(ただしお値段は高め。)
いつも思うんだけど、中国鉄路のお仕事は待遇良いのかしら?
日本でJRに就職するとしたら入るのは結構難しそうだけれど、
この人達は公務員のような感じなのかな・・・?
人気の職種なのかしら。
地元の駅で働けたら良いけれど、一生そこにいるわけにもいかないだろうし、
移動になったり、乗車勤務になったら大変そう・・・
待合室は人がぎっしり詰まってきた。
もうする改札が始まりそう!
乗車したらトイレに行くのが大変そうなので、今のうちに行ってきます!
「正在侯车」から「 开始检票」になりました!
乗車するホームに降りる前の、この景色が壮観!
長距離列車っていう雰囲気がプンプンします。
この列車は伊寧が始発ではなく、霍尔果斯が始発のよう。
寝台が取れないくらいなので、硬座のほうの車両も結構混み合ってます。
自分は座席ありですが、座席なしの方ももちろんいるよう。
一晩座席無しは辛い・・・。
ふと前の席を見てみると、ドラちゃんが鎮座してました。
こんな所でドラえもんに出会うとは・・・!
若干表情が違うような気もするけど(笑)
おおよそ時間通りに、列車は出発!
明日の朝まで頑張るぞー!
愛しのウイグル~その60~(伊寧) [2015ウイグル!]
林則徐記念館を堪能した後は、佟さんが錫伯族の住んでいる村に連れて行ってくれるとのことで、
着いたのが『錫伯民族博物院』。
自分はこの錫伯族のことをあまり知らなかったんだけど、なかなかためになりました。
昔はこんな城壁があったのかな・・・?
意外と観光客もいて、賑わってました。
どうやらこの錫伯族は、モンゴル族に近い感じのイメージのようで、
清朝の時代にこの辺境の警備をするため、この地に派遣されてきたようです。
北京からここまで来るのに、一体どれだけ時間がかかるんだろう・・・。
博物館の中には雪にさらされながら、旅をする姿の人形なんかも展示されていました。
錫伯族の方は弓矢が得意なようで、オリンピックのアーチェリー選手にも錫伯族の方がいるようです。
博物院の中には体験できるコーナーもありました。
自分もやってみたのですが、結構難しい!!
全く的に届かず・・・
何の絵かは忘れちゃったけれど、かわいらしいお子さんの絵。
お祭りか何かの時の絵かなー。
おっと、腕が・・・取れてる(笑)
だれか職員の方は気付いてくれないのかなー。
自分はここまで佟さんの車で来てしまったけれど、
路線バスとかで来れるところなのかしら?
ガイドブックには載っていないけれど、結構面白いところでした!
さてさて、伊寧の滞在時間も残り少なくなってきました。
伊犁河まで戻ってきて、少しお散歩。
日差しが結構きつい!
伊犁河で泳いでいる少年がいる!
確かにこの気候だと、川で泳ぐのは気持ちが良さそう!
でも女子は水着で川遊びはダメだろうねー。
お昼ごはんをまだ食べていなかったので、水餃子をいただきました。
あちこち歩き回っていると、あんまりお腹も空かない・・・
佟さんは、謎の内臓のお肉が入った辛い麺を食べていました(笑)
愛しのウイグル~その59~(伊寧) [2015ウイグル!]
今日は夜の列車で烏魯木斉に戻るので、1日伊寧を適当にぶらぶらして・・・と思っていたら、
佟さんが「本日ヒマなので!」と観光に付き合ってくれることになりました!
朝ごはんに連れて行ってもらい・・・ちょっとホステルの周りをお散歩してから出発することに。
かわいらしいホステルでした。
また伊寧に来るなら、ここに泊まってもいいかなー。
今日もとても良い天気。
一昨日の雨と寒さは一体何だったんだろう・・・。
この辺りは高級住宅地のような感じなのかしら?
それともこれが一般的な住宅なのか・・・。
どこも青いのは、何か統一しろとの指示があるのかしら。
『伊宁市俄罗斯学校』、つまりロシア人学校。
やっぱり場所柄、ロシアの方も多いのかなー。
結構立派な建物。
オシャレなナン屋さん!
かわいいー!
奥でおじさんが一人ナンを焼いていました。
この辺りは道が広い。
土地が広大にある感じがするなー(笑)
日本にもこれくらい余裕があったらいいのに・・・。
牛乳配達のトラックかしら?
これも可愛らしいですな。
さて、一旦宿に戻って、観光に出発します!
最初の訪問は、林則徐記念館!
自分は名前を知っている程度ですが・・・
阿片を撲滅して、伊寧に左遷されてからも活躍しましたよ!
という林則徐の生涯が展示されています。
説明は全て中国語なのでちょっとツライんだけど、
展示されているマネキンが凄い(笑)
怖すぎる・・・
ここまでリアリティを追求するとは(笑)
いやー、阿片って本当に恐ろしいものなんだな、と感じられること間違いない!
じゃじゃーん、と林則徐登場。
さっきの薬漬けのおじさんを見た後だと、爽やかですね・・・。
でも実際は、林則徐が伊寧にいた期間は結構短かったらしいです。